部屋をおしゃれに見せるインテリアのコツ10選|おすすめのテイストも紹介

インテリア

インテリアコーディネートがなかなかうまくいかないという方は多いですが、コーディネートのコツを知れば、インテリアに詳しくない人でもおしゃれな部屋に近付けることが可能です。

この記事では、おしゃれなインテリアコーディネートのコツ10選を紹介していきます。自分の好みを活かしたインテリアの参考になる、人気のインテリアテイストなども解説していくので、ぜひご覧ください。

自分の好みを活かしたインテリアにしよう

部屋をおしゃれにコーディネートしたいと思ったときに、ただ漠然と「おしゃれな家具や雑貨を揃えれば良いのでは」と考えてしまう方もいるでしょう。しかし、「おしゃれに見えるから」という理由で自分の好みではないテイストの家具を集めても、インテリアを楽しむことができません。

インテリアコーディネートをする際は、まず自分の好みを活かしたインテリアにすることを意識しましょう。自分がどのような色、デザイン、テイスト、レイアウトが好みなのかを把握しておくと、コーディネートがスムーズに進みます。自分の好みが分からない方は、InstagramやPinterestなどで公開されているさまざまなインテリアコーディネートを参考にしてみると良いでしょう。

おしゃれなインテリアコーディネートのコツ10選

ここからは、実際にインテリアコーディネートを行う際のコツ10選を紹介していきます。インテリアをおしゃれにしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • インテリアテイストをまとめて統一感を出す
  • メインになる家具を決める
  • 配色を工夫してまとまった色味にする
  • 余白を作って開放感がある空間にする
  • 家具のサイズを意識する
  • 生活感を見せすぎない
  • 植物を取り入れてアクセントにする
  • 生活動線を考えた上で決定する
  • 素材や質感にこだわる
  • デザイン性のある照明器具を選ぶ

インテリアコーディネートのコツをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

インテリアテイストをまとめて統一感を出す

インテリアをおしゃれにするコツは、部屋全体に統一感を持たせることです。おしゃれな家具を揃えていても、それぞれの色味やデザインが大きく異なっているとまとまりがない部屋になってしまいます。

まずは、自分がどのような部屋にしたいのかを決めて、自分が選んだテイストに合う家具を揃えるのがコツです。人気のインテリアテイストには、下記のような種類があります。

  • 北欧
  • モダン
  • ホテルライク
  • インダストリアル
  • 西海岸

それぞれのテイストの詳細については後述しているので、ぜひ最後までご覧ください。

メインになる家具を決める

部屋に統一感を出すためには、メインになる家具を決めて、それに合うように他の家具を選んでいくと良いです。どの家具に合わせるのかという指標をハッキリさせることで、全体がまとまりやすくなります。

他の家具をメインの家具の色味やデザインに合わせて選ぶ、メインの家具だけが目立つようなインテリアコーディネートにするなど、合わせ方を変えることで部屋の印象も大きく変わります。自分の好みに合わせてどんな組み合わせが良いのかを検討してみましょう。

配色を工夫してまとまった色味にする

インテリアコーディネートを行う際は、色の数を3色程度に抑えて色味をまとめましょう。配色を決めるときは、下記の3色を意識すると良いです。

ベースカラー全体の70%程度を占める基本的な色。白やベージュ、ブラウンなどの壁・床・天井に使われている色味を選択するのが一般的。
アソートカラー全体の25%程度を占める、ベースカラーを引き立てる色。ベースカラーを意識して選ぶと良い。
アクセントカラー全体の5%程度を占めるアクセントになる色。部屋の印象を大きく変えるポイントになる。

配色を決める前に理想の部屋のイメージやテイストを明確にしておくと、色がバラつくことなくまとまった印象になりやすいです。落ち着いた印象にしたい場合は同系色を、コントラストを出したい場合は反対色を選ぶなど、自分が住みたい部屋のイメージに合わせて配色を工夫しましょう。

余白を作って開放感がある空間にする

部屋にゴチャゴチャと物が置かれていると乱雑とした印象になります。部屋に余白を作って開放感がある空間にすると見た目がスッキリしてあか抜けた印象になるため、おしゃれな部屋を目指す場合は間を作ることが大切です。

特に、床面積が広いと部屋全体が広く見えるので、必要のないものを収納できるような空間を作り、床にあまり物を置かないように意識してみてください。

また、高さのある家具が多いと圧迫感があり、部屋が狭く見えてしまいます。ロータイプの家具を選ぶと開放的な空間になりやすいでしょう。

家具のサイズを意識する

先ほども解説したように、高さのある家具が多いと圧迫感が生まれて部屋が狭く見えます。このときに注意すべきなのが、天井が高く空間も広く取られているショップで家具を見るとサイズの感覚が狂い、自宅に家具を置いたときに「思ったよりも大きかった」ということになりかねないという点です。

家具を購入する際は、置く予定の場所の寸法を事前に測り、どのくらいのサイズ感なのかをしっかりと把握しておくようにしましょう。家具の配置のシミュレーションができるツールやアプリもあるので、3Dでイメージを掴みたい方は活用してみてください。

また、搬入の際に部屋に運び込めないというトラブルを避けるために、部屋の入り口や玄関、マンションの場合はエレベーターのサイズなども考慮しておくと安心です。

生活感を見せすぎない

部屋に生活感があると、「おしゃれな部屋」というイメージを持たれにくいです。おしゃれな部屋にするためには、生活感をできるだけ見せないようにする意識が大切になります。ゴミ箱や洋服、リモコンやコードなどの生活感を感じるものを隠すと、モデルルームのような洗練された印象になるでしょう。

また、ワンランク上のインテリアコーディネートを目指す方は、「見せる収納」と「見せない収納」を使い分けると良いです。アクセサリーなどのおしゃれなアイテムをわざと見えるように飾ることで、お店のディスプレイのような印象を与えます。

植物を取り入れてアクセントにする

部屋に観葉植物などを取り入れてアクセントにすると、部屋に彩りを与えてくれるだけでなく、癒しの空間にしてくれます。大きめの観葉植物を飾るのはもちろん、部屋が狭くて難しいという方はテーブルに飾れるサイズの観葉植物を飾るのもおすすめです。置き場所がない方は、ハンギングプランツを取り入れて壁やカーテンレールに吊るしたりリースを飾ったりするのも良いでしょう。

飾る場所に合わせて花や植物の種類を変える、花言葉や風水を意識して選ぶなど、見る楽しみだけでなく選ぶ楽しみも得られます。

生活動線を考えた上で決定する

家具を配置する際は、「おしゃれに見えるかどうか」だけでなく、生活動線にも注目してみてください。人が通れるだけの通路があるか、イスを引いて座れるだけのスペースがあるか、クローゼットの扉を開ける広さは確保されているかなど、普段の生活を意識するようにしましょう。

実際に部屋に家具を置くと生活動線がどのようになるのかが想像しやすいですが、3Dのシミュレーションなどで配置を決めると、どうしても生活動線を忘れがちになります。大人がスムーズに通れる幅は600mm以上とされているので、シミュレーションをする際は通路の幅なども測っておきましょう。

素材や質感にこだわる

ワンランク上のインテリア上級者を目指すなら、家具の色味だけでなく、素材や質感にもこだわるのもポイントです。例えば、木製の家具を選ぶにしても、木の種類や加工方法が違うだけで質感や木目の印象が大きく変わります

家具に使われる木の種類の例は下記の通りです。

主な木の種類木の特徴
マホガニー艶のある質感と縦縞の木目が特徴的。希少な高級木材でアンティークの家具などに使用されていることが多い。
ウォールナットチョコレートのような色味が特徴的。衝撃に強く耐久性があるため、楽器などに使用されることも多い木材。
チーク美しい木目が特徴的な高級木材。天然の油分によって独特な艶感があり、経年変化で艶が増していく点も人気のポイント。
ラバーウッド名前の通り「ゴムの木」を指し、触り心地がサラサラしていて子ども部屋の家具などに使用されることも多い。
スギ経年変化で木目や年輪の色が濃くなっていく。非常に軽く変形に強いため、折りたたみテーブルなどの持ち運びをする家具や床材として用いられることが多い。
パインパインは「松の木」を指し、「節」が多い独特の木目が人気。柔らかく初心者でも加工しやすいことから、DIYに使用されるケースも多い。
ヒノキ木目が美しく経年変化によって艶が出てくるのが特徴。腐食しにくく耐久性に優れているのが特徴で、神社仏閣を建てる際の木材として使用されることも多い。
ケヤキハッキリと見える大きな木目が特徴的で、木によって色・艶・木目の印象が大きく異なる。赤みが強い木材は高級な家具に使用されることも多い。

他にも、イスやソファには、合成皮革(人工皮革)・天然皮革(本革)・ファブリック(布張り)といった種類があります。家具の素材や質感にこだわって家具を選ぶと、よりおしゃれな部屋になるでしょう。

デザイン性のある照明器具を選ぶ

あらかじめ部屋に備え付けられているシーリングライトで照らすのも良いですが、おしゃれな部屋を目指すならデザイン性のある照明器具を選ぶのもポイントです。シーリングライトは部屋の中を均一に照らしてくれて部屋全体が明るくなるというメリットがある一方で、光と影のメリハリがない部屋になってしまいます。

間接照明やスポットライト、ペンダントライト、スタンドライトなどを活用して部屋に明暗をつけるとおしゃれな雰囲気になるでしょう。照明自体も家具としてのアクセントになるので、照明の色や明るさだけでなく、デザインにも注目してみてください。

おしゃれにまとまるインテリアテイスト

おしゃれなインテリアコーディネートのコツとして、「インテリアテイストをまとめて統一感を出す」と良いと解説しました。では、どのようなインテリアテイストにまとめるとおしゃれに見えるのでしょうか。ここからは、人気のインテリアテイストを5つ紹介していきます。

  • 北欧
  • モダン
  • ホテルライク
  • インダストリアル
  • 西海岸

それぞれ詳しくみていきましょう。

北欧

「北欧」テイストは、自然素材の家具を取り入れた温かみのある雰囲気で、フィンランドやスウェーデン、デンマーク、ノルウェーなどの北欧諸国が発祥です。

日照時間が短く冬の寒さが厳しい北欧は、室内で過ごす時間が多いという特徴があります。そのため、強いデザイン性のあるインテリアよりも、ナチュラルかつシンプルで落ち着いたデザインの使い心地が良いインテリアが求められる傾向です。

北欧テイストの部屋にするためには、シンプルながらも温もりと落ち着きを感じられる、ホワイトやベージュなどをベースカラーとして選びましょう。アクセントカラーにカラフルな色合いを選ぶと、北欧テイストらしい雰囲気になります。

家具は、自然素材である木材を使用した丸みのあるデザインのものを選ぶと良いでしょう。北欧の家具では「チーク」などの木材が使用されることが多いので、素材で選ぶ際には参考にしてみてください。

モダン

モダンは「現代的な」「近代的な」「今風のおしゃれな」といった意味で、都会的なインテリアテイストを指します。モダンテイストは白や黒のモノトーンを基調として、レッドやブルーなどの原色を差し色として取り入れるのが一般的です。

家具は、メタリックな質感の金属や硬質感のあるガラスが使用されたものを選ぶと、部屋の印象が一気にクールになります。レザーのソファなどを取り入れるのも、モダンな雰囲気に近づけるコツです。

また、モダンスタイルの中にも、天然素材も取り入れた「ナチュラルモダン」、和風テイストを取り入れた「和モダン」などの種類があるので、気に入ったスタイルを選んでみてください。

ホテルライク

ホテルライクは、「一流ホテルの一室で過ごしているかのような非日常感」が感じられる部屋を指します。イメージするホテルによってカラーは大きく異なるので、まずはどのようなホテルの部屋を目指すのかをハッキリさせましょう。

例えば、高級感のあるホテルならベースカラーをホワイトやブラウンに、シックなホテルならモノトーンに、海沿いのリゾートホテルならホワイトやブルーを選ぶなどです。

ホテルライクテイストにするためには、下記のようなポイントを意識してみてください。

  • 見せない収納で生活感を隠す
  • できるだけものを減らす
  • 上質で高級感のある家具を取り入れる
  • 間接照明を取り入れて配光にこだわる
  • ベッドやソファにクッションを多めに置く

このような点に注目してコーディネートすると、ホテルライクな部屋になるでしょう。

インダストリアル

インダストリアルは「工業的」「産業的」といった意味で、工場のような工業的で無骨なデザインのインテリアテイストを指します。黒、グレー、ブラウンなどの落ち着いたダーク系の色合いをベースとするのが一般的です。ホワイトやベージュなどの明るい色を取り入れたい場合は、差し色として選ぶと良いでしょう。

家具には、木材や金属、レザーなどの素材が使われたヴィンテージなアイテムが使用されることが多い傾向です。無骨さやスタイリッシュな雰囲気を重視したい方は、スチールやアイアンなどの金属製の家具を多めに取り入れてみてください。

西海岸

西海岸は、カリフォルニアやロサンゼルスなどのアメリカ大陸の西側のビーチのような雰囲気を感じられるインテリアスタイルです。太陽や海を感じられる開放的なリゾート風のテイストで、爽やかさとリラックス感が得られます。

ベースカラーには青や白を選び、木製のヴィンテージ家具を取り入れると、リゾート感がありつつもカジュアルな雰囲気になり、アメリカの海沿いのショップのような印象になります。

アメリカのストリートカルチャーが感じられるおしゃれな部屋にしたい方は、ぜひ挑戦してみてください。

インテリアテイストの種類については、「人気のインテリアテイスト16種類を解説|テイスト選びのポイントとは」の記事をご参照ください。

インテリアテイストごとのおすすめ家具ブランド

ここまで、人気のインテリアテイストを5つ解説しましたが、ここからはそれぞれのインテリアテイストごとにおすすめの家具ブランドを紹介していきます。自分の部屋に取り入れたいインテリアテイストがあった方は、ぜひ参考にしてみてください。

北欧

北欧テイストで人気の家具ブランドには、「FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)」や「CARL HANSEN & SON(カール・ハンセン & サン)」などが挙げられます。しかし、これらはハイクラスのブランドなので、なかなか手が出せないという方も少なくありません。

安価で北欧風の家具を揃えたい方は、「IKEA」などを利用してみると良いでしょう。IKEAより全体的に高めですが、デンマークのインテリアブランドの「HAY」もおすすめです。小物であれば手が出せる値段なので、ぜひチェックしてみてください。

モダン

モダンな雰囲気にしたい方に人気の家具ブランドには、「Molteni&C(モルテーニ)」や「B&B ITALIA(B&Bイタリア)」などが挙げられます。

日本の家具ブランドで購入したい場合は、「MASTERWAL」や「モダンデコ」がおすすめです。MASTERWALはハイクラスなので購入が難しいという方も多いかと思いますが、モダンデコは安価で手に入る家具も多いので、家具の購入を検討している人は参考にしてみてください。

ホテルライク

ホテルライクなインテリアを目指すなら、フランスの文化とテイストから生まれた「ligne-roset(リーン・ロゼ)」や、長く使える丈夫な家具の販売を行っている国内ブランドの「Condehouse(カンディハウス)」がおすすめです。

また、ホテルライクなベッドを揃える場合は、「HOTEL LIKE INTERIOR(ホテルライクインテリア)」を利用するのも良いでしょう。ホテルの部屋に置いてあるような高級感のあるベッドを購入できます。

インダストリアル

インダストリアルスタイルを取り入れたいなら、「UP TOWN」や「CRUSH CRASH PROJECT」がおすすめです。

「UP TOWN」は北欧ヴィンテージなどの家具もありますが、セラミック製のセラシリーズや大きな車輪がついたプーリーシリーズなど、インダストリアルな雰囲気に合う家具を取り扱っています。

「CRUSH CRASH PROJECT」では、スチールのラックやチェアなどが販売されています。テーブルやベンチ、収納家具、ベッドフレームなど、幅広い種類の家具を販売しているので、テイストを揃えた家具をまとめて購入することも可能です。

西海岸

西海岸風のインテリアにするなら、「Costa Casa (コスタカーサ)」や「ACME FURNITURE(アクメ ファニチャ)」をチェックしてみてください。特に、「Costa Casa」はスローでゆとりのあるシーサイドライフをコンセプトにしているので、西海岸風の家具の種類が豊富です。特徴の異なる家具がシリーズごとにまとめられているため、家具選びに不安な方は同じシリーズの家具を揃えると、部屋全体の印象が統一されておしゃれな雰囲気になるでしょう。

まとめ

おしゃれな部屋にしたいという方は、まずどんな部屋にしたいのかを明確にすると良いです。自分がどのようなインテリアテイストが好きなのかが把握できれば、家具を揃えたりコーディネートしたりする楽しみが増えます。

自分の好みを把握した上で下記のようなコツを意識すれば、おしゃれな部屋に近づくでしょう。

  • インテリアテイストをまとめて統一感を出す
  • メインになる家具を決める
  • 配色を工夫してまとまった色味にする
  • 家具のサイズを意識する
  • 余白を作って開放感がある空間にする
  • 生活感を見せすぎない
  • 小物を取り入れてアクセントにする
  • 生活動線を考えた上で決定する
  • 素材や質感にこだわる
  • デザイン性のある照明器具を選ぶ

ぜひ記事を参考に、おしゃれなインテリアコーディネートに挑戦してみてください。InstagramやPinterestで公開されているインテリアコーディネートを参考にしてみるのもおすすめです。

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