リラックスできるインテリアとは?部屋の作り方や家具選びのポイントを解説

暮らしの癒し

「仕事の疲れをゆっくりと癒せる部屋にしたい」「一人暮らしの狭い部屋でもリラックスできる空間にしたい」という方は少なくないでしょう。

そこでこの記事では、リラックスできるインテリアにするメリットやリラックスできる部屋の作り方などを紹介していきます。リラックスできる部屋にするための家具選びのポイントなども解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

リラックスできるインテリアにするメリット

部屋にいても落ち着かず仕事の疲れが取れない、ストレスが溜まって気持ちが沈んでしまっているなど、自宅で十分な休息ができないことで精神的にも体力的にも疲れているという方もいるのではないでしょうか。

自宅がリラックスできる空間になれば、自宅で過ごすだけでリフレッシュして気持ちの切り替えができるようになり、仕事や私生活がさらに充実するはずです。心と体の疲れを癒し、豊かな生活にするためにも、リラックスできる部屋が必要といえます。

リラックスできるインテリアとは

人間は、色や音楽、触り心地など、五感を通じて癒しを感じることが多い傾向です。ここでは、リラックスできるインテリアにするために、視覚・聴覚・嗅覚・触覚に注目して癒しを感じるポイントを解説していきます。

「視覚」から癒しを感じる

「青は落ち着く色」「赤は情熱的な色」など、色による視覚的なイメージによって気持ちが左右される場合もあります。人は多くの情報を視覚から得ているので、視覚的に癒しを得ることで無意識のうちにリラックスしているケースも珍しくありません。

部屋作りにお悩みの方は、青や緑などの精神的に落ち着く色を取り入れてインテリアコーディネートをすると、癒しの効果が期待できるでしょう。

視覚からリラックス効果を得るなら、自然を取り入れるのも一つの手です。山や海に行って癒されることがあるように、観葉植物や花によってリラックス効果が得られる場合もあります。大きい観葉植物ももちろん良いですが、スペースがない方は手のひらサイズの小さなグリーンや花を部屋に取り入れてみてください。

また、どんなに素敵な内装でも暗い部屋にいると気分が落ち込んでしまうため、日光や照明などによって部屋が明るくなるようなレイアウトにすることも大切です。

「聴覚」から癒しを感じる

音楽を聴くのが好きな方や無音の部屋は落ち着かないという方は、音質の良いスピーカーを置いて聴覚からリラックスしましょう。部屋でくつろぎながら好きな音楽を流せば、きっと癒しの空間が広がるはずです。

普段音楽をあまり聞かない方や歌詞のある音楽は歌詞が頭に入って落ち着かないという方は、環境音やカフェBGMなどを流してみてください。流す音楽によって部屋の雰囲気も変わって見えるでしょう。

「嗅覚」から癒しを感じる

自分の好きな匂いのアロマやお香を用意しておけば、嗅覚から癒しを感じられるでしょう。仕事で疲れて帰ってきたときなどに、自分の部屋が好きな香りに包まれているだけでも心が落ち着きます。自分の部屋で好きな匂いに包まれたいという方は、アロマディフューザーやアロマオイル、ルームフレグランス、お香などを活用してみてください。

自分の好きな匂いの香水がある、香水が余っている方は、香水をクッションに吹きかけたりコットンに染み込ませて部屋に置いたりするのもおすすめです。ただし、香水の種類によってはクッションに色がついてしまう可能性があるので、不安な方はコットンを使用するようにしましょう。

「触覚」から癒しを感じる

リラックスをするなら、寝具やソファ、クッションなど、自分がリラックスするときに触れる家具の触り心地にも注目してみてください。自宅でくつろぐ時間ができたとしても、リラックスできなければ体や心の疲れを取ることはできません。

家具を購入する際は、触り心地や座り心地、寝心地を確認して、体の疲れが取れるかどうかも評価ポイントに入れてみましょう。過ごしやすいと感じる家具は人によって違うので、自分の体に合っているか、好みの硬さ・サイズをしているかなど、細かくチェックして自分に合ったものを選ぶのがポイントです。

リラックスできる部屋の作り方

リラックスできるインテリアについて紹介したところで、ここからはリラックスできる部屋の作り方について見ていきましょう。

  • リビング
  • 書斎・オフィススペース
  • 寝室
  • バスルーム

部屋ごとに詳しく解説していきます。

リビング

リビングは生活雑貨や小物、郵便物、チラシなどが散らかって落ち着かない部屋になりやすいです。ものが多かったり散らかっていたりすると、のびのびと過ごすことができずリラックスできません。「掃除をしなければ」「片付けなければ」という思考になってしまって落ち着かないという方も多いでしょう。

リビングをリラックスできる部屋にするなら、収納を活用してものが少ないシンプルな空間にするのがポイントです。ものを隠して床が見える面積を広くし、収納家具を背が低いものにすると、開放感が生まれて過ごしやすい部屋になります。

また、ソファに座ったときの視界や生活動線を意識したレイアウトにすると、よりリラックスできる空間になるでしょう。

書斎・オフィススペース

書斎や在宅ワークをするオフィススペースは、書籍や仕事に必要な書類が溢れやすいです。書籍はジャンルや作者別に分ける、書類はすぐに必要なものとそうでないものに分けるなど、きちんと分類をしながら整理整頓をすると、使いやすさと過ごしやすさが両立された空間になります。

仕事や作業に集中できるように、青い色の小物を取り入れてみる、アロマやお香で過ごしやすい空間を演出する、落ち着いたBGMを流してみるなどの工夫をするのもポイントです。

寝室

仕事の疲れを癒すために必要不可欠なのが、質の良い睡眠です。そのため、寝室はストレスを感じることなくゆっくりと眠れる環境に整えるという点を意識してみてください。睡眠に適した環境は、室温が20℃前後、布団の中が30℃前後、湿度が50%前後とされています。暖房・冷房器具・加湿器・除湿機などをうまく活用しつつ、布団の組み合わせで調整しながら過ごしやすい環境を整えましょう。

質の良い睡眠を確保するなら、ベッドのサイズやマットレスの厚さ・硬さなども重要です。ベッドを購入する際に、寝心地や触り心地を確認してから購入すると、「寝たのに疲れが取れない」という問題が起こりにくくなります。

また、部屋のレイアウトを決める際は、窓からの光で目が覚めないようにベッドを窓から離れた位置にするなどの工夫をしてみるのもおすすめです。

バスルーム

仕事などで疲れている方は、ゆっくりと湯船に浸かってリラックスすることも大切です。お風呂は普段からシャワーで済ませているという方も多いかと思いますが、疲れを取るなら湯船に浸かるのがおすすめです。

お風呂をリラックスできる空間にするためには、アロマキャンドルやフレグランスバスソルトを使用して嗅覚から癒しを得る、バスタブトレーを活用してスマホやドリンクを置きながら半身浴を楽しむなどの方法があります。

なかなか仕事の疲れが取れないという方は、バスグッズを活用してお風呂時間を充実させてみてください。

リラックスできる部屋にするための家具選びのポイント

次に、リラックスできる部屋にするための家具選びのポイントを紹介していきます。大きい家具を選ぶと圧迫感が生まれて部屋が狭く感じたり、家具のテイストがバラバラだとまとまりがなく落ち着かない部屋になってしまったりします。家具選びはインテリアコーディネートをする上で重要なポイントなので、ぜひリラックスできる部屋を作る際の参考にしてみてください。

  • テーブル
  • ソファ
  • ベッド
  • 収納
  • 照明

それぞれ詳しく見ていきましょう。

テーブル

開放感のあるリラックスできる部屋にするなら、テーブルはロータイプのものを選ぶと良いです。高さのないロータイプの家具は生活動線が広く見えて、一人暮らしの狭い部屋でも圧迫感を感じさせません。

大きめのテーブルを選ぶ場合は、脚が細いタイプにすると、見える床の面積が広くなって開放感が得られます。モダンな雰囲気の部屋を目指している方や、より部屋に開放感がほしい方は、天板がガラスのテーブルを選ぶのもおすすめです。圧迫感がなくなり、さらに部屋が広く感じられるでしょう。

ソファ

ソファを選ぶ際も、座面・背面が低いロータイプのソファを選ぶと圧迫感が少なく、開放感が得られます。ただし、自分が座り心地が悪いと感じるなら、無理にロータイプを選ぶ必要はありません。自分が過ごしやすいかどうかも意識して選ぶようにしましょう。

また、リラックスできるソファを購入するなら、座り心地だけでなく触り心地にも注目してみると良いです。例えば、レザーのソファは部屋をモダンな雰囲気のオシャレな空間に見せてくれますが、冬場は冷たくて落ち着かないということもあります。

自分がそのソファに座って過ごすことを考えた上で、座り心地・触り心地が良いソファを選びましょう。

ベッド

ベッドを選ぶ際は、自分の体のサイズに合う大きさのベッドフレーム、体にフィットするマットレスを選ぶのが重要です。

ベッドフレームは、一人暮らしなら大人一人が使用するのに適した一般的な大きさのシングルサイズ、ゆったりした寝心地を求める方は少し大きめのセミダブルサイズがおすすめです。

マットレスは種類ごとに特徴が異なるので、自分に合った寝心地の良いものを選びましょう。可能であれば、実際に店頭で寝心地を確認してから購入するのが安心です。

スプリングマットレススプリング(バネ)で体を支えるベッドポケットコイルマットレス独立したスプリングによって、点で体を支える
ボンネルコイルマットレス連結したスプリングによって、面で体を支える
ウレタンマットレスウレタンフォームを使用した体にフィットしやすいベッド低反発ウレタン体圧分散性に優れ、体が沈み込んでフィットする
高反発ウレタン反発力が強く硬めで、寝返りがしやすい
高弾性ウレタン柔軟性・弾力性があり、体にフィットして寝返りもしやすい

収納

リラックスできる部屋にするためには、部屋の中のものを収納してスッキリさせるのがおすすめですが、あまり大きな収納家具を置くと圧迫感が出て部屋が狭く見えてしまいます

収納家具を購入する場合は、腰の高さまでの背が低い収納家具を取り入れる、背面の板がないオープンラックで圧迫感を軽減するなどの工夫をしながらインテリアコーディネートをしてみてください。

キューブボックスタイプの収納を取り入れれば、最低限必要な数だけ揃えることができて、部屋のレイアウトに合わせて高さや幅を調整できるので、一人暮らしで狭い部屋に住んでいる方にもおすすめです。

部屋を広く見せる収納アイデアについて知りたい方は、「一人暮らしの部屋を広く見せる収納アイデアは?場所別・収納するもの別に紹介」の記事もご参照ください。

照明

部屋をリラックスできる空間にするなら、あらかじめ部屋に備え付けられているシーリングライトの他に、間接照明を取り入れるのもおすすめです。間接照明は部屋に明暗をつけてオシャレな雰囲気にしてくれるだけでなく、温かみのある空間を演出してくれます。

ムードを意識するなら、やや暗めの暖色系の光色を選ぶと良いです。やわらかい光が広がって見る人に落ち着きを与えてくれるので、安眠効果も期待できます。

デザインにも注目して選べば、インテリアとしても楽しめるでしょう。

リラックスできる一人暮らしの部屋のレイアウトのコツ

一人暮らしの部屋でリラックスできるインテリアにするなら、レイアウトを意識しましょう。生活動線、自身の行動パターンなどを考慮した上でレイアウトをすると、より過ごしやすい部屋になります。

移動をするのに狭い通路を通らなければいけなかったり、リビングで使いたいものが寝室に置かれていたりすると、移動をする度に少しずつストレスがかかります。家でストレスなく過ごすためにも、生活動線や自分の行動パターンに合うレイアウトを意識してみてください。

また、レイアウトをする際は、窓から差し込む光の位置なども確認しておくと良いです。例えば、自分がテーブルで作業をする時間帯に窓から直射日光が当たってしまうと、眩しくてなかなか集中できません。日光が差し込む時間や場所も意識してレイアウトをすると、さらにストレスを軽減できるでしょう。

まとめ

自宅が落ち着かず十分な休息が取れていないという方は、心と体の疲れを癒して豊かな生活にするためにも、リラックスできる部屋が必要不可欠です。

人間は五感を通じて癒しを感じることが多いので、リラックスできるインテリアを目指すなら、視覚・聴覚・嗅覚・触覚を意識しながら家具やレイアウトを決めると良いでしょう。座り心地の良いソファ、寝心地の良いベッド、触り心地が良いクッションなど、自分が癒されるアイテムを部屋に取り入れてみてください。

また、リラックスできる部屋作りをする上で注目すべき点は部屋ごとに異なるので、ぜひ記事を参考に部屋作りに挑戦してみてください。

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